知っておいて損しない水の話

私たちが生きて行く上で必要となるものにはいくつかありますが、そのうちのひとつが水ですよね。

 

私たちは水がないと生きて行くことができませんから。

 

性別や年齢などによって異なりますが、人間の身体は6割以上が水分でできています。

 

普段何気なく口にしている水ですが、このことから考えても、私たちにとって水というものがいかに大切なのかがわかるのではないでしょうか。

 

私たちにとって不可欠とも言える水ですが、意外と知らないこともたくさんあるように感じませんか?

 

そんなわけで、知っておいて損しない水のお話を簡単にご紹介・・・。

 

一口に水と言っても、さまざまな種類があります。たとえば、水道水もあれば井戸水もあり、ミネラルウォーターなどさまざまな水がありますよね。
みなさんがいつも口にしていらっしゃる水はどんなものでしょうか?
このような質問をすると、水道水と答える方もいらっしゃれば、ミネラルウォーターと答える方もいらっしゃることでしょう。
ただ、どこからの水を口にしているか答えられたとしても、成分について意識していらっしゃる方は少ないのではないでしょうか?

 

そこで、水というものの成分に着目して考えてみたいと思います。
成分に着目すると、大きく2種類に分けることができます。それは、硬水と軟水です。
硬水というのは、硬度が高い水のことを指します。
硬度というのは、カルシウムやマグネシウムなどが水に含まれている度合いのことを意味します。
つまり、硬度が高いということはカルシウムやマグネシウムを豊富に含んでいる水ということになります。
逆に硬度が低い水は軟水ということです。

 

硬水なのか軟水なのかというのは、国や地域によって異なります。硬水の国の代表的な例を挙げると、ヨーロッパなどでしょうか。ちなみに、日本では一部の地域を除いて軟水です。

 

実は面白いことに、硬水を使用しているか軟水をしようしているかによって、料理も異なってきます。
ヨーロッパの料理と聞くと、みなさんはどのような料理を思い浮かべますか?
肉料理を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

 

実は、硬水には肉などのようなたんぱく質を柔らかくするという効果があります。
そのため、硬水を使って煮込むと肉を柔らかくすることができるんです。
シチューなどをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
逆に言うと、軟水を肉料理に使うのは不向きということになります。

 

代表的な日本料理と聞くと、みなさんはどのような料理を思い浮かべますか?
日本料理の定番と言えば、豆腐を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
日本で売っている豆腐というのは、本当に柔らかくて口の中でとろけそうな豆腐もありますよね。
実はこれは、軟水を使っているからこのようなことが可能なんです。
もしも硬水を使って豆腐をつくると、固くなってしまうんです。
そのため、ヨーロッパで売っている豆腐は少々乱暴に扱っても崩れないぐらい固いんですよ。

 

このように考えてみると、硬水や軟水など水の成分というのは、私たちの食文化にも大きな影響を与えているのがわかり、なかなか面白いと感じるのではないでしょうか。

 

安全水は、人間が美味しく感じるお水!
酒の席などで「水にも味があると判る様になってきた」と、同僚に言われるとどの様な気持ちになるでしょうか。
大抵は「気取ったヤツだ」とか、「不思議な事をいうヤツだ」と思われ、うさんくさい表情をする方がほとんどだと思います。

 

実は、これに関しては、以前の私自身の正直な感想でした。
何でも世界中で飲料水に適した水準の上水道を持っている国は、我が国を含めても十数国しか存在しないそうです。
しかも日本の水道は、その中でもトップレベルだと聞いています。
カルキ臭はあるものの、美味しくて安全な上水道のある国に恵まれ、これ以上の何を望む必要があるのだと、真剣に思っていたのです。
たかが水に味の違いがあるかどうか等、健全な社会生活を営む成人男性が論じるには恥ずかしい話題だと考えていました。

 

ところがこの考え方は、ウォーターサーバーを導入して180度変わりました。
我が家には、2歳の男の子が一人います。
2011年の東日本大震災による福島原発事故は、子育てをしている家庭にも大きな影響を与えました。
ご多分にもれず安全な飲料水を買い求める為、私も長蛇の列を作った一人です。
ミネラルウォーターを買い求めて送って貰える様、愛媛県の実家にも頼ったのですが、震災から遠い四国でさえ、品不足でミネラルウォーターが販売されていないとの返事でした。
この様な経緯から家庭用ウォーターサーバーを設置したのですが、真理とは意外にシンプルである事が判りました。

 

すなわち、安全な水とは、人間が美味しいと感じる水だと言う事です。
もともと人間には、安全な飲料水を求める為の本能の様なものがあるのかもしれません。
「水道水で充分じゃないか」と、うそぶいていた私は、ウォーターサーバーによる飲料水の味に愕然としたのです。
我が家が導入したウォーターサーバーの宅配水は、九州のある地方が源泉としているそうです。
口に含むと、微妙なミネラルの味が広がり、飲み込むと潔く消え去る純粋な味がします。
通ぶって、良いコーヒー豆などを用意して楽しむ事も覚えてしまいました。
子どもの安全を考えての事がきっかけですが、一番楽しんでいるのは、私かもしれません。