放射能にも安全な水
RO水が放射性物質の混入の心配が少ない理由
2011年の東日本大震災による福島原子力発電所の、放射性物質の漏洩は日本国民に大きなショックを与えました。
なかでも子育て中のお父さんやお母さんにとって関心が高かった事に、水道水への放射性物質の混入があります。
国の定める基準値よりもはるかに低い数値であっても、乳幼児や小さな子どもに対し、少しでも安全な飲料水を与えたいのは親心として当然の事ではないでしょうか。
当時、日本国民が安全な飲料水を求めた為に、ミネラルウォーターの供給が間に合わず、スーパーやドラッグストアから商品が消えたのは記憶に新しい所です。
ではウォーターサーバーの導入した場合は、安全な飲料水を確保する事はできるのでしょうか。
結論から言えば、ウォーターサーバーによって提供される飲料水が、RO水の場合には安全だと言い切って良いと思われます。
RO水とは一言で言うと、逆浸透膜と呼ばれる、極めて目の細かいフィルターで濾過して作る飲料水の事です。
どれくらい目が細かいかと言うと、一つ一つの目の細かさが「一千万分の一ミリ以下」と言うのですから驚きです。
水を分子的に形成しているのは、H2Oの記述通り、水素原子が二つと酸素原子が一つの形状になっています。
このH2O分子が、かろうじて通り抜ける事ができるのが、この逆浸透膜のフィルターなのです。
これはつまり逆浸透膜によって、純粋な水だけが作られる事を意味しています。
放射性物質の怖さは、放射線を発生する微少な物質にある訳ですから、これらを除去してしまうと安全な飲料水になってしまう理屈なのです。
また一般的に、本当に純粋なH2Oの水は、味も何もしない無味無臭な事が知られています。
これでは美味しく感じられない為、微量ミネラルのカリウムやマグネシウムなどを添加しているRO水も販売されています。